ジグソーメソッド

というものがあると聞いたので検索して調べてみたり。するとメールマガジンの記事がヒット。

同じグループの人だけでなく、さまざまな人と協力しなくてはいけない問題

を解くということは実社会ではめずらしくなく、むしろ日常的に遭遇することなので、その事自体は理解が難しいことではないと思います。

元は人種融和政策の一環として開発され、互いの協力を促す効果が注目されているということですが、わたしとしては教育というと答えがわかっていることをいかに効率的に理解させるもののような印象があるところを覆し、わからない答えに向かってそれに到達するべく協力しながら努力するという行為を自然に促すという教育法を広い学習分野で実現しているところがおもしろいと思いました。学習者の意欲に依らずに積極性を引き出せるというのはすごいことです。

教育技術として気になるのは、最終的には正しい理解をしてもらう必要があるはずなので、学習者がそこにたどり着かなかった時のフォローの仕方をどうするのかについてです。自分のした努力が無駄だったと思われるようではまずいので、ただ正解を明かせばいいというものではないでしょう。