尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の情報流出事件

日本の社会ではなかなか見られない権力に逆らうという事象だと思いました。しかも本義の確信犯というのはとても珍しいと思います。

事実上の国民による政府への不信任の意思表明で、しかもそれが政府の足元の政府機関で行われたというのは重篤なことだと思います。もともと無いのかもしれませんが、政府が政策実現を政府機関との信頼関係の上に行うことができないということになりますから。

個人的には外交的な駆け引きがあるとしても起きたことについては事実として国民に明らかにし、立場の正当性を確保した上で外交は行われるべきと思うのでよかったと思います。そういうものが民主的な政治だと思いますので。

この行為は罪であり罰せられるべきという主張は遵法や秩序維持の立場からは正しいと思うのですが、もし情報を流出させた人が明らかになり、何らかの罪で告発された場合は政府与党へのダメージがさらに増すと思います。訴訟費用の支援の寄付を集めるような活動が起きたり、並行して行政訴訟が起きたりする可能性があるからです。

日本でクーデターが起きたらしいです

尖閣諸島沖での中国漁船衝突事件の録画映像が流出した事件に関連して『「倒閣テロ」という「寝言」』記事を読んだのですが、鳩山前首相がこの事件を「情報によるクーデターのようなもの」と言ったそうなのですが、これは御本人が「大変深刻だ」という以上に深刻な表現だと思いました。

本件に直接関係しない過激な表現を用いるのは大げさに言っているですむと思うのですが、政治家、しかも与党所属という政府関係者がクーデターという政府転覆を意味する言葉を使うのは冗談にならないと思います。

取材した記者の人に「おっしゃっているのは情報流出を行った者を刑法に規定されている内乱罪で告発すべきという意味ですか?」と聞いてみてほしかったです(笑

余談ですが「テロだ」というのは原義を辿っても目的を達成するために犯罪に該当する実力行使をするということですし、政治家がすべきことではないと思いますが、大げさな表現をしたですむとは思います。
もしかしたら与党関係者の方達に心理的恐怖が生じていて、発言した人にはテロという表現が本当に正しい状況なのかもしれません。

もうしばらく前のことになりますが並行と並列についての記事にトラックバックがきていてびっくりしました(@@
参考になるとしてくれた方がいたというのはうれしいと思います。

また記事を投稿しようかと思っているのでウォーミングアップに時事に関することを書いてみます。

■[LOOX P] ねんがんの1.8インチ ZIF SSDをてにいれたぞ!

本当に念願でした(ノ_・。)
LOOX P/A70にはモバイルPCとしてのフットワークの軽さと外でもメインPC並みのパフォーマンス、ということを期待していたのですが、実はどちらも購入前から満たされないと予想しつつ、実際に満たされない状態でがまんして使っていました。

モバイルPCとしては以下の点でだめでした。

  • 休止状態への切り替え、休止状態からの復帰に3分以上かかる
  • 休止状態への切り替え中に振動があると再起動することがある
  • 休止状態への切り替え中に振動があると後で復帰に失敗することがある
  • コールドブートから使用可能状態になるまでに5分程度かかる
  • コールドブートでログイン可能になってから多少待たないとスタートアップに登録されているプログラムと通信、バッテリー、ボリュームのアイコンのタスクバーへの登録に失敗する

パフォーマンスの面はあげる点は少ないですが、やはり致命的に能力が足りていませんでした。

  • 全般的に動作が緩慢
  • VMイメージを格納する容量が足りない(20GB)

全て低速、小容量の1.8インチHDDのせいです(ノ_・。)

高い買い物でしたがSSDへの換装でそれがすべて解決されましたヾ(’’ツ
休止状態への移行は1分程度でできるようになり、速度が遅いことによる不具合も解消されました。丁寧に扱う必要がないかというところはスリープに入るのに一度失敗していたのでもうちょっと様子見です。

Indilinxコントローラーはウェアレベリングの挙動に不安があったり、RunCoreからアップデート用のファームウェアが提供された実績がないことも不安ですが、ひとまずは快適になってよかったのでした。

■[LOOX P] SSD換装(RunCore PRO-iV 128GB 1.8" 5mm ZIF SSD)

内蔵HDD100GBからRunCore PRO-iV 128GB 1.8" 5mm ZIF SSDに換装しました。
1.8インチZIFのSSDで128GBというのが春先から出そうで出ない状態だったのですが、ついに販売開始されたので飛びついてしまいました。

興味がある人向けにベンチマークファームウェアバージョンなどの情報を貼ってみます。

HDDの内容をコピーした状態でのCドライブのベンチマーク結果です。メーカー公称値や販売店の情報は未使用での状態と思われますので妥当な結果だと思います。SATA接続ならRead 200MB/secに迫るコントローラーなのでPATAのZIFで接続するのはもったいない使い方になっています。
使用状況 C: 32.8/45GB D: 28.4/73.2GB

ファームウェアのアップデートが頻繁なIndilinxコントローラーなのでファームウェアバージョンが気になる方もいらっしゃると思いますが、2009/10現在最新安定版の1571でした。

LOOX P/A70のVISTA Ultimateへのステップアップグレード方法まとめ

もうWindows7の発売間近でLOOX Pシリーズの一般向けの販売も終息してしまっていますが、役に立つことがあるかもしれないのと中途半端にするのが気持ち悪いので書いておきます。

解決してから一年ぐらい放っておいてしまいましたが、LOOX P/A70のUltimate化は機能に何も問題ない形でできていました。気をつけることは一つだけです。

「最初の起動で実行するように促される『必ず実行してください』というショートカットを実行する前にアップグレードする」

アップグレード後に上記リンクを実行すれば全ての機能が正常に動作します。

どうもUltimateへのアップグレード時に上記リンクから起動されるツールが実行するドライバのインストールやレジストリの値の設定の何かを破壊してしまうようでした。

上記リンクは実行後に消滅してしまいますが、「C:\fjuty\startfmv\elelaunch.exe」へのショートカットなので、アップグレード後に再度実行すればいいのかもしれません。試したことはありませんが。

酔漢師匠のBlogの「コンピュータ支援革命」を読んで

リアルタイムにコメントできなかった上にちょっと長くなりそうなのでこちらに。

作品についての話ではなくなってしまいますが、現実のシステムもそういう方向に向かいつつあると感じています。

コンピューターにさせる仕事の単位より単体のコンピューターの能力が勝るようになってきた昨今、仮想化によってサーバーを集約しようという方向に進んでいます。その方が物理的な容積、平均使用電力、管理などが効率的になるからです。本来安全性のために分割されるべき複数の機能が一つの大型コンピューターの中の仮想的なパーティションに収められ、まず見た目(ハードウェア)として一つのコンピューターに向かっています。

あとは管理を誰がするのかという話だけです。その一つのコンピューターは管理が簡単なように一つの管理コンソールから全ての仮想パーティーションにアクセスできます。もちろんアカウントごとの権限によってアクセスできる範囲は限られるでしょう。しかしここで「コンピューターにシステム全体の管理をさせよう。多様な障害に対応できるように知能を備えていると人間が楽でよいぞ(’’」という考えが実現され、高度になっていくと内部構成は違いますが、結果的に同じものになると思います。

SF小説で予言されていた過ちを人間は回避できず、それに向かってしまうのですヾ(’’ツ

・・・というわけではなく、実際には人間が判断する問題とコンピューターに判断させる問題が適切に分けられていればいいだけです。