酔漢師匠のBlogの「コンピュータ支援革命」を読んで

リアルタイムにコメントできなかった上にちょっと長くなりそうなのでこちらに。

作品についての話ではなくなってしまいますが、現実のシステムもそういう方向に向かいつつあると感じています。

コンピューターにさせる仕事の単位より単体のコンピューターの能力が勝るようになってきた昨今、仮想化によってサーバーを集約しようという方向に進んでいます。その方が物理的な容積、平均使用電力、管理などが効率的になるからです。本来安全性のために分割されるべき複数の機能が一つの大型コンピューターの中の仮想的なパーティションに収められ、まず見た目(ハードウェア)として一つのコンピューターに向かっています。

あとは管理を誰がするのかという話だけです。その一つのコンピューターは管理が簡単なように一つの管理コンソールから全ての仮想パーティーションにアクセスできます。もちろんアカウントごとの権限によってアクセスできる範囲は限られるでしょう。しかしここで「コンピューターにシステム全体の管理をさせよう。多様な障害に対応できるように知能を備えていると人間が楽でよいぞ(’’」という考えが実現され、高度になっていくと内部構成は違いますが、結果的に同じものになると思います。

SF小説で予言されていた過ちを人間は回避できず、それに向かってしまうのですヾ(’’ツ

・・・というわけではなく、実際には人間が判断する問題とコンピューターに判断させる問題が適切に分けられていればいいだけです。