XP741の後継機

出たーヾ(’’ツ
Asus U1F (ASUS) (PC Watch) (MYCOM)

Asusの1スピンドル1kgモバイルノートということで、XP741(というかAsus S2NE)の後継機と言っていいと思います。

もう出ないかと思ってました(ノ_・。)
XP741が2004年11月発売なので、2年半ぶりぐらいですね。年に何回かモデルチェンジされる他のメーカー製のPCに比べると撤退したと思われても仕方ないぐらいの間隔です。Dothan以降のPentiumM系CPUがサブノートに厳しかったというのもありましたが・・・。

第一印象ですが、トラックポイントがなくなったのは残念です。立って片手で持っているような不安定な状況でもトラックポイントだとタッチパッドより操作しやすい感じでした。
サイズについてもA5ワイドサイズからB5ワイドサイズになってしまったのは残念ですが、他にA5ワイドサイズのノートを作っているメーカーがいませんし、許容範囲です。これはドットピッチを維持して画面解像度を上げたというメリットと表裏一体でもあります。ちなみにサイズはVAIO TypeTとほぼ同じです。Let's Noteとの比較だとR6比で奥行きが同じで幅が5cm増し、W5比だと幅が同じで奥行きが2cm短い感じに。
リンク先はどちらも英語キーボードなので、日本語キーボード搭載モデルが発売されるのかどうかが気になります(追記:MYCOMに日本語キーボード搭載機の写真がありました。普通ですね)。本気で買うことを考える場合は国内のサポート体制も気になりますね。

前機種との比較では、Bluetoothが内蔵されたこととケンジントンロックに対応したことがおそらくモバイルノートとしての利便性に直結する一番の改善で、ディスプレイ解像度が1366x768へ増加、メモリカードリーダー復活、USB2.0ポートが4個に増加し左右に配置、外部ディスプレイ出力が特殊形状から標準のD−SUB15ピンへ改善、CPUがCoreDuoになり、メモリ最大搭載量が1.5GBに増加、エクスプレスカードスロット採用、外部光学ドライブが標準添付に変更された結果、店頭予想価格は269,800円前後となる見込みだそうな(ノ_・。)
個人的には出先の利用でPC然として目立つことがないピアノブラックの外観が維持されたのがうれしいです。

対抗機と比較してですが、ハードウェアの機能はFelicaポートがない以外は対抗機と比較しても現状では最高といっていいと思います。機能を書き連ねて差異を比べる必要もなく、今時のノートPCの機能は全部ある感じです。法人向けの用途を想定していないのか、保守的にPCカードを搭載せずExpressカードスロットを採用しているのは、新しいものを利用したい人にとっては他機種に対してのアドバンテージになるのではないでしょうか。
あえていまいちな点を挙げるなら、内蔵HDDがPATAであることでしょう。HDDが1台しかない状況ではアクセスパターンが複雑になりがちなのでNCQに対応したSATAドライブの方が実効性能で有利なはずです。ただし、HDDは速度よりも容量を重視してもらえた方がうれしいのでSATAにして容量が少なくなるぐらいならPATAの方がいいと思います。

で、買いなのかどうかなのですが、今ノートPCの更新を考えているなら買いだと思います。個人的にはXP741で決定的には困っていないので見送る予定です。今後数年Windows Vistaを利用するためのノートPCと考えた時にはIntel945内蔵グラフィックスがDirectX10に対応していないのもいまいちだと思います。2007Q2にはCore2Duo ULVが出荷される予定のようなので、本格的にVistaでの利用を考えるならそれが採用されたモデルなのかな〜と思ったりです。デスクトップが既にOpteronで64bit環境なので、ベンチマークの比較なんかを考えるとできればノートもそれに合わせたいですね。