PLC

ついに発売されたというニュースからしばらくになりますが、試用レポートがあったので読んでみました。

家庭内LANの配線を簡易化するという製品として、無線LANとの比較は的を射ていると思います。ただ、IEEE 802.11aとの比較でどちらも20Mbps前後だと、既にネットワークとして稼動できているものを置き換えるような訴求力は無いですね。
最大190Mbpsの仕様の第一世代の製品でこれだと、一対一の通信でも実効速度で100Mbpsを実試用環境で簡単に超えてくるのはしばらく先になりそうです。
無線LANと同じバス型のネットワークになるはずなので、多対多の接続ではスイッチが当たり前でスター型のネットワークになる有線LANの100Base-TXとの比較ですら置き換え候補になるのは難しそうな感じがします。
既存の有線/無線LANでのネットワーク構築が難しい人向けの製品になり、標準搭載が当たり前なそれらに比べると、売る努力がかなり必要な製品ということになるでしょうか。

今のところEthernetをブリッジするメディアコンバーターとしてのアダプタ製品しかないという状況で、家庭内LANはGigabit Ethernetで構築しているわたしとしては、もっと性能を上げてもらわないと購入意欲はわかない感じです。