64QAM対応 エイビット AX30Pシリーズ
エイビットの製品紹介を見た時に注目すべきはUSB2.0インターフェースへの対応でしょう。最大800kbpsの速度に対応するのに現状のシリアルインターフェースでは足りないのですが、それに十分な対応がされています。あとは時々High Speedに対応していないUSB2.0機器というものも見るので、High Speedに対応しているかどうかが気になるところでしょうか。High Speedまで対応されていれば外部インターフェース側は次世代PHSまで安泰ですね。
ブロック図を見ておもしろいと思ったのはUSB2.0のPHYがアナログチップ側に載っていることでしょうか。シリアルやPCMCIAよりも高周波数動作することによるノイズ対策などを考慮してそちらに載っているのだとすると、High Speed対応が期待できるのかもしれません。
AX30P搭載製品の出荷を期待したいW-SIMですが、ピンアサインの資料を見ると空きピンがありません。無線通信速度を考えるとインターフェースのシリアルからUSBへの移行が予想されます。下位互換性を考慮しなければシリアルインターフェース用のピンをUSBに流用したり、全く新しいパッケージにしてしまうようなことも考えられますが、あまりうれしくありません。個人的には裏面にピンを増設して下位互換性は維持してもらえるのではないかと期待しています。